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令和の時代に『本』を作ると言うこと…

ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は、デジタル社会がさけばれるこの時代に、あえてアナログ的な『本』にこだわった…というお話を少し書かせていただきます。

本にこだわる2

やっぱり『本』がいい!

数年前から、「若者が本離れしている」「本はいまや時代遅れの代物」…なんてニュースを時々、耳にしていました。

これは”読書離れ”とも言われ、”活字離れ”や”出版不況”とも関連してくる社会問題の一つの様なのですが、私は専門家ではないのでそこには特に触れません。

この記事で伝えたいことは、私はただ『本』が好きだ!ということです。

そばに置いてあると、手に持っていると、なんだか安心する様な…私はそんな『本』を作りたいのです!!

 

何でいまさら本なの?

「本じゃない方が良いんじゃない?」

これは、私が創業の事業計画を練っているときなどに何度か言われた言葉(アドバイス)です。

「データ形式が良いんじゃない?」
「動画が良いんじゃない?」
「スマホで見れる媒体にしたら?」

ビジネスの専門家などが、口を揃えて私に言ってきました。

これがいわゆる”デジタル社会”というものなのでしょうか…。

ちなみに、政府も2021年9月1日にデジタル庁を発足しました。

デジタル社会の形成に関する施策を迅速かつ重点的に推進する組織だそうで、この新たな司令塔の役割を担うデジタル大臣たるポストも誕生したようです。

デジタル庁

こういったニュースを見ていると、「なんだか時代に取り残されそう…」と少し不安に思ってしまいます。。

専門家の方々のご意見に話を戻すと要するに、カタチがある物質的な『モノ』でなく、スマホやパソコンで見せるカタチがない非物質的な『デジタル』な商品・サービスに『価値』や『ビジネスチャンス』がある…ということの様です。

理屈で考えれば、何となくわかります…
でも、なんだか違う気がしたのです!!

私だけでしょうか?

目まぐるしく変わりゆく時代だからこそ、前時代的とも言われる『本』にこそ、『重み』や『あたたかさ』がある…と感じてしまうのは。

 

カタチある「本」が好き!

『本』てとっても良くないですか?

私はやっぱり、この四角い『本』が好きなのです。

スマホ・WEB上に保存が出来て便利なデータ形式より、どうしてもカタチのある『本』が良いと思ってしまうのです。

ただ『本』を開くだけで、そこにある世界に浸ることができる。

手にとって読む『本』だからこそ、一番想いが伝わると言うか、あたたかさを感じられる気がするのです…。

カタチがあるから重み(重量)がある…
カタチがあるから置き場所が必要…
カタチがあるから汚れたり壊れる…
カタチがあるから時と共に古くなる…

一見すると、カタチがあるって不便な様にも感じます。

でも、この少し不便なところを含めて、私はカタチのあるものが好きなのです!

カタチがあるからこそ、「大切にしたい!」と思うのかもしれません…。book

 

ないものがあるようになる

私の好きな、他界した大叔母(祖母の妹)が昔、私にこんな話をしてくれました。もう、20年ほど前の話です。

**(回想)*****************************************
「こうじ、覚えておきなさい。

『あるもの は ある』、これは当たり前。
『あるもの は なくなる』、これも当たり前なの。

だから、大切にしなさい!!

そしてね、『ないもの が あるようになる』こともあるのよ。

これが幸せなことなの!!(『人生の至福』と言ってたかな?)」
***************************************************

なんだか深い言葉で、哲学的ですよね。

大叔母は明るく元気で、常に超ポジティブな人でした!

苦労した過去もあったようですが、私が知る限りはとにかく前向きでした。

いつもニコニコと気さくで、老若男女問わず多くの人に慕われ、いるだけで周りの人を笑顔にしてしまう、太陽のようなおばちゃんでした。

そんな大叔母が、私が大学生の頃に教えてくれた『ないものが あるようになる』という話。

正直なところ、言葉の意味(真意)は正確にはわかりません(ちゃんと聞いておけば良かったのですが…)。

それでも、20年近く経った今でも、ずっと頭から離れません。

そしてこれは、現在の私の1つの『テーマ』になっています。

 

カタチのある『本』を作ることで、『ないものが あるようになる』と良いな…。

その『本』をとおして、何か大切なものが生まれ、その後ずっと残り続ければ良いな…。

私は、そう考えています

 

カタチがあるからこそ、置き場所が必要で、汚れたり壊れたりし、時が経てば古くなってしまう『本』。

私はそんな『本』が好きで、そんな『本』を作っていきたいです!!


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